2024.09.19
特許権は、年金とよばれる費用を定期的に納付することで維持することができます。
逆を言えば、納付しなければ、特許権は維持されず、消滅することになります。
その他にも、存続期間(出願から20年)の満了でも特許権は消滅します。
ちょっと前のことですが、訳あって、特許権の放棄という手続きを行いました。
この手続きは、特許権を抹消させる手続きであり、効果は基本的に上記と同様ですが、より能動的に権利を無くしにいく行為と言うことができます。多くない手続きに思われますので情報を共有しておきたいと思います。
放棄による特許権抹消登録申請書を特許庁に提出してしばらくすると、以下のような書類が送られてきます。
書類には、放棄の「意思」を確認する旨が記載されています。申請書を提出しただけでは手続きは完了しておらず、最終的な意思があるかを特許庁が確認してくる、ということです。思い留まるケースもあるでしょうし、また、事故を防止することもできますし、手厚い!?制度設計になっていると感じます。
そして、返信用のハガキに放棄の意思を示すために、権利の登録番号等の所定の事項を明示する記載をし、ハガキを投函することで、実質的な意味で、放棄の手続きの申請が完了することになります。
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弁理士法人エピファニー特許事務所
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